さとがおか行政書士事務所　櫛田謙一 | 日記 | 後手後手＋エゴ＝人災

ここいわき市では、屋内待避と言うことで街は静まり返っております。いつもは家々に明かりが灯る住宅街もまばらのようです。この地を離れた方も多いのでしょう。
大地震だけでなく目に見えない恐怖を回避してるのでしょう。

物流がいわきに入ってこず、ガソリン、食料が手に入りません。新聞も地震後2日目に来ておりません。
放射能汚染については、政府、マスコミ、いわき市の広報は、『今は、人体に影響はない、レントゲン検査と同レベル』とは言っております。
放射能のレベルは花粉症と同じだから、手洗い洗濯で防げるとのこと。
いまだに水が蛇口から出ないいわき市民は、どうするのでしょうか？
ウェットティッシュで拭くだけでも効果があるとのこと。
スーパー、コンビニに物がなく店じまいしているのにどうしろと言うのでしょうか？

依然として、東京電力のやってることは後手後手だし、電力会社同士の垣根が高いのか、１週間もたってやっと東北電力から電力を供給する始末だし、中部、関西、九州、北海道と電力会社はあるのに応援にきたという話は聞かないし、政府も台湾の救助隊を成田に足止めにするし、直前までマスコミの話題だったオザワさんは出てこないし、石原都知事は「天罰」とおっしゃるし、海外メディアは、チェルノブイリを上回る惨事だといって、外国人は日本脱出してるのに、首都圏では買占めが行われてるというのに、築地市場には物があまってるというし　・　・　・。

どうなってるだろうか？

大地震は天災だけれど、これじゃあ原発は人災だといってもおかしくはない。

大量の放射能が漏れていたとしても、その報告が後手後手だったら、逃げ惑う大量の人々で大混乱を起こすことになるでしょう。

国外脱出は到底望めないけれども、いわき脱出を考え始めた今日の放水の映像でした。