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さとがおか行政書士事務所 櫛田謙一 の日記

惨状報告

2011.03.30

昨日、いわきの海岸地区である沼ノ内、薄磯に行ってきました。
沼ノ内地区は、相続のお客様が多い地区であり、薄磯地区はその隣町です。
沼ノ内のお客様には、震災後何度か、皆様に連絡を差し上げておりましたが、当初はつながらず、現在もネットワークの故障のためつながらないお宅もあったり、呼び出し音が聞こえても、お留守が多く心配しておりました。
ようやく数日前からお話できた方がおり、概要がわかったため、足を運んだという次第です。

まず、薄磯地区。
ここは壊滅状態でした。町の入り口からは車両が入れず、徒歩で少し入っただけでしたが、瓦礫の山があるだけ。地元の方が後片付けをしていたり、自衛隊による捜索活動の妨げにもなってしまうので、奥には入らず引き返してきました。
変わらずにあるものは、遠くに見える塩屋崎灯台だけでした。

沼ノ内地区は薄磯に比べれば被害は少ないものの、お亡くなりになった方もいますし、浜に近い家屋は倒壊してました。
お客様の家を20軒ぐらいたずねましたが、半分は不在でした。いらっしゃった方も夜は避難所に行ったり、市内の知人親戚の家にお世話になってるとのことで、変わらずに暮らしている方はほんのわずかでした。
私のお客様の中にお亡くなりになった方や家が壊れた方はいませんでしたが、畳の上まで水がきたり、その寸前で止まったり、車が流されたりと様々でした。

我が家は今回の地震により、食器棚、鏡台、本棚が倒れ、瓦が少し落ち、外壁も部屋の中にも亀裂があちこちに入ってますし、浴室もタイルがはがれ水がしみこんでしまう状態です。
けれども海辺の被害に比べたらまだまだましです。

津波は、家も車も家具も、本もかばんも思い出も、そして命までも、持ち去ってしまったのです。
心の中であらためて、お亡くなりになった方にお悔やみを申し上げ、また大きな被害にあわれた方にお見舞いの言葉を差し上げます。

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